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コピーライティングのプロが、書籍には書かれていないテクニックと広告修正の事例を公開!

学習塾のチラシ集客 - 生徒数を増やす効果的な方法 -

 
我が家のポストにこんなチラシが入っていた。
 
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これはキャッチコピーが弱い。「小学校入学前『学力の準備』をはじめましょう!」と書かれても読み手の心は特に動かないだろう。
 
チラシを広げてみると、こうなる。
 
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おそらく、このチラシ作成者は「広げた状態」で完成形をイメージし、そのイメージをもとに書き進めたと思われる。そうだとしたら完全なミス。このチラシは折り曲げられて配られるわけだから、まずは折り曲げられた状態をイメージして理想形を組み立てていかなければならない。
 
【理想的なチラシ作成手順】
 
折り曲げられた状態で目に入るキャッチコピーを「チラシを広げて中身を見たくなるキャッチコピー」にする
チラシを広げた時に最初に目を移すであろうポイントに、読み手を惹きつける内容を書く(=つづきを読みたくなる仕掛け)
次に目を移すであろうポイントに、夢中になって読み進めてしまう内容を書く
 
このように、折り曲げられた状態のイメージを起点としてチラシを書いていくべきだ。
 
そうすることで、読み手はあるポイントまで流れるように読み進めてしまい、“ある程度読み進めた人”になる。ある程度読み進めた人は、その“読書の勢い”に逆らうのが嫌になり、隅々まで読む可能性が高い。そうして反応率上昇につながるのだ。
 
◇  ◇  ◇
 
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中央少し上に「年長」を目立たせている点はターゲットを明確化していて素晴らしい。「年長」まで絞ると、年長の子供を持つ親は目に留めるだろう。(=注目率アップ=反応率アップ)
 
右下に枠囲みで記載されている「働くお母さまへ」も秀逸。
 
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働くお母さんへの共感を表した文章は、宣伝文の反応率を大きく高める強力な文章となっている。だからこそ、もったいない。この共感の文章と「夜9時までOPEN!」という「競合が提供していない独自の圧倒的なメリット」をもっと強調すれば、このチラシの反応率はもっと上がる。
 
私だったら、思いきってチラシ最上部(小学校入学前『学力の準備』をはじめましょう!の部分)にこう記載する。
 
公文式  幼児教室
夜9時までOPEN!
働くママに自由時間を!
 
そしてその下に「共感の文章(右下枠囲みの部分)」を掲載する。これだけでも、チラシの反応率は高まるはずだ。
 
ちなみに、このチラシの裏面は非常に素晴らしい。
 
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生徒のメリットが箇条書きで分かりやすく表示されていて、その下に「リターンの大きさ」がシンプルに書かれてある。
 
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「これだけの効果があるなら一生の財産になるわね。それなら1教科あたり月額6,480円なんて全然安いわ!」とお母さんが感じるように書かれているのだ。
 
右半分に記載されている「すべての学習の基礎となる力:国語」の部分も説得力があって吸引力抜群。
 
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これを読んで急激に惹きつけられる親御さんも多いだろう。
 
 
<追記>
 
KUMONのブランドを生かすなら、もっと「KUMON」「公文式」の文字を大きくすべきだし、KUMONのブランドをあえて使わないなら思いきって他の目立たないところに書いたほうがいい。
 
 

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