チラシ作成のコツ - 視点移動考慮 -
「チラシ期間１０月末まで」という表記が背景（白）と同色のため、あまり際立っていない。
この「チラシ期間１０月末まで」という表記はチラシを通じたチャンスにタイムリミットがあることを示す重要なもの。最も目立たせたほうがいいくらいの表記なので、もっと目立つように色と大きさと位置を変えるべきである。私だったら文字の色を蛍光ピンクに変えて、文字の大きさはもう少し大きくし、位置は左端にする。チラシを読む人間の視点は左から右へと動くため、出発点となる左にアピールしたい文字を置くことで認識してもらいやすくなる。（＝反応率アップ）
※視点が左から右へと動くのは横書きの場合。ちなみに、縦書きの場合は右から左へと動く
「行楽」を最も大きな文字で強調し、紅葉の絵もまじえて秋の行楽シーズンであることをアピールしているが、そのことがこのチラシのメリットとどのように結びついているのかよく分からない。
雰囲気だけ盛り上げてもその効果は薄い。チラシを手に取った人は「そうだなぁ。そろそろ秋の行楽シーズンだなぁ。どこに遊びに行こうかなぁ」と頭が別の方向に動くだけである。せっかくスペースがあるのだから、それを有効活用しないのはもったいない。例えば、「秋の行楽シーズン!! タイヤのプロが安全なお出かけをサポートします!!」といったキャッチコピーにすれば、このチラシを目にするまでタイヤのことなど全く考えていなかった人まで惹きつけるチラシになるだろう。
中央の背景にタイヤの写真を大きく掲載している点はGOOD!!
このように一目で何のチラシか分かるように工夫しておけば、ターゲット（タイヤに何らかの興味がある人達）を逃さない。
最下部のスタッドレスタイヤに関する表記は悪くないが、良くもない。
「早期予約で得しちゃおう☆」と書くなら「お得な早期予約 受付中」とシンプルにまとめてしまったほうが伝わりやすいし、「買うなら早いに越したことはない！」と書くなら「スタッドレスは今年も早期の欠品が予想されます」などと書いて“緊迫感”を出したほうがいい。ほんの少しの違いだが反応率は上がるはずだ。
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