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コピーライティングのプロが、書籍には書かれていないテクニックと広告修正の事例を公開!

売上を伸ばすリーフレットの作り方

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右上の「ウエルシアグループご利用のお客様限定特典!」に含まれる「限定」の文字を大きくして、もっと強調したほうがいい。できれば、パッと全体を目にした時、瞬間的に目に飛び込んでくるほど強調したほうがいいだろう。そうすることで、このリーフレットをちらっと見た人が「ここにしかないチャンスがある!」と一瞬で感じ取り、手に取る可能性が高まる。
 
抜本的に改善するなら、「welcia」のロゴと「限定」「引越」「20%OFF!」の3つの文字をもっと大きくし、強調したほうがいいだろう。「引っ越しに関してwelcia利用の限定特典20%OFF!のチャンスがここにある」と一瞬で伝われば、手に取ってもらえる可能性が一段と高まる。
 
現状では「アートなら、お得がいっぱい!!」がキャッチコピーのようになっているが、この表現では弱い。「他社にはない、アートだけにある7つのメリット」といったようにほんの少し具体性を持たせるだけで、訴求力が高まり、反応率上昇につながる。7つって何?…そう気になった人が中身を確かめる可能性が高いためだ。
 
二つ折りになったこのリーフレットを開くと、中身はこうなっている。
 
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引っ越し作業の流れをわかりやすくシンプルにまとめている点は非常に素晴らしい。各ステップの説明にはお客様のメリットがシンプルに書かれていて、その点も反応率を大いに高める要因となっている。右半分に掲載されているオプションサービスも見やすく、読みやすく、わかりやすく、素晴らしい。基本的には問題点なしと言ってもいいほどだ。
 
ただ、欲を言えば、どのサービスがアート独自のものなのか?という点をもっと明確化したほうがいい。一応、右下に「梱包・運搬はアート独自開発資材で。」と記載されており、アート独自のものをアピールしているが、これだけじゃなく、引っ越し作業の流れでもオプションサービスでも「どのサービスがアート独自のものなのか?」を明確化しアピールしたほうがいいだろう。読者が他社との比較検討をしてもしなくても、「アート独自のサービス」が明確に示されていれば決断しやすい。それは価格以外の要素でアートが選ばれる可能性を高めることになる。それは「=反応率の上昇」だ。
 
ちなみに、リーフレットの裏はこうなっている。
 
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上から下までメリット、メリット、メリット…の連続で潔い。できれば、家具移動サービスの「業界初」の表記をもっと大きくしたほうが反応率が上がるだろう。(業界初というずば抜けたメリットなのだから)