co.pi.la.bo - コピラボ -

コピーライティングのプロが、書籍には書かれていないテクニックと広告修正の事例を公開!

価格競争に巻き込まれない方法 - 技術注目の盲点回避 -

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緊急性が弱い。「早く問い合わせしなければ!!」と急がせる文言のアピールが弱い。緊急性が弱ければ「今は忙しいからあとでゆっくり見るか」と思われ、いったんスルー。宣伝の世界での「いったんスルー」は「永遠にスルー」を意味する。結局はチラシの中身を見てもらえず、見てもらえないから反応もない。(=反応率低下)
 
私だったら上部に記載されてある「10月31日までにご成約をいただいたお客様には」をもっと強調し、そのなかで「10月31日まで」の部分をさらに強調する。
 
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もちろん、その下の「ニトリ商品券30万円分プレゼント!」の「30」の強調はそのまま。(もしくはさらに強調)  そうすることで、このチラシが“時限装置”であると一目で分かり、チラシの中身を読む人の数が増えるだろう。(=反応率アップ)
 
このチラシが非常にもったいないのは、「競合からは得られない独特のメリット」が不明瞭な点である。品質を売りにしているのか、価格の安さを売りにしているのか、地域密着型のフォローを売りにしているのか…  何を売りにしているのかよく分からない。
 
読者は「なぜ、ここから買う必要があるのか?」と考える。その問いに答えるチラシになっていなければ「他で買っても同じ→わざわざここで買う必要はない→少しでも安いところか安心の大企業から買おう」と思考する。その思考を生じさせてしまうと、地獄の価格競争に巻き込まれるか、大企業ブランドに全部持っていかれるか、どちらか。いずれにしてもTHE ENDだ。(=反応率ダウン)
 
私だったら、まずは「競合からは得られない独特のメリット」を明確化する。自社が提供している価値をリストアップし、その中に競合が提供していないものがないか探る。特に、技術に要注目。供給者としては当たり前になっていることでも、消費者にとっては圧倒的な価値に映るものがある。「こんな安心な技術を使って家を建てています」とアピールするだけでも、消費者から見れば「競合にはないここだけのメリット」に映るかもしれない。(=反応率アップ)
 
もし、たいした価値が何もないようなら、これから創ればいい。例えば、「私たちは、説明力ナンバーワンの住宅販売会社を目指しています!  どこよりも詳しく、どこよりも丁寧に、お客様のご質問にお答えします」とアピールすると決め、それができるように社員教育をプランするのも面白いだろう。
 
 

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