家庭教師派遣 -生徒募集チラシ・作り方のコツ-
ハンドブックと表現している点が素晴らしい。が、ハンドブックと表現するなら、表紙をコーティングするなどして“ハンドブックらしさ”を出したほうがいい。一目見ただけで明らかに「他社のチラシとは違う」と感じる仕上がりにすれば、それが手にとってもらえる確率を上げ、反応率の上昇にもつながる。
右上の「地域密着」「低料金」の強調も効果的だが、これだけでは弱いはず。もっと反応率を高めたいなら、「○○県密着」「1時間○○円～」といった具体的な表現に変えるべきだろう。
中央上部三行目あたりの「勉強が大っ嫌いな子専門！の」という表現は生徒側のメリットを具体的に示していて素晴らしい。ただ、他社も同じことをアピールしていた場合、まるで無効なアピールとなってしまうので、競合動向をウォッチした上での判断が望ましい。
左上上部の「家庭教師のホームズはここが違う！」という大見出しは素晴らしい。他社との比較検討を行なう親御さんやお子さんに向けて「他社との違い」をストレートにアピールする気持ちのいい表現だ。
しかし、その下の小見出しはもったいない。
「TORE-CHA！」→分かりづらいので△
「ダブル割引！ペアレッスン（2人同時指導）」→「割引」というメリットを明確に示す言葉が入っているので悪くはないが、少しごちゃごちゃしているので△
「春・夏・冬期サポート講習会」→意味が伝わるし、生徒側のメリットもなんとなく伝わるので一応○
「報告書・スケジュール表を使った指導」→報告書・スケジュール表を使った指導の結果どんなメリットがあるのかが親御さんの知りたいところなので、そのことが明示されていないこの見出しは△
「HELP☆ティーチャーズ！」→直感的に理解してもらえると期待しているのだと思うが、読者は広告を読む時に頭を使わないことが多いので結果的に伝わらない ∴△
「6時間パック集中講座」→これだけ読むと何のための6時間集中なのかよく分からないので△
私なら、こう変える。
「TORE-CHA！」→「素敵な景品と交換できる！」
「ダブル割引！ペアレッスン（2人同時指導）」→「2人同時指導で44%OFF！」
「報告書・スケジュール表を使った指導」→「お子さんの学習状況をご報告！」
「HELP☆ティーチャーズ！」→「先生がインフルエンザに… でも大丈夫！」
「6時間パック集中講座」→「テスト前の集中特訓もOK！」
このように、一部でもいいのでメリットを明確に見出しで示す。そうすることで“滑り台効果”により本文が読まれ、結果的に反応率が高まる。（もちろん、見出しでは伝わりきらないメリットは本文で伝わるので問題ない）
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