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コピーライティングのプロが、書籍には書かれていないテクニックと広告修正の事例を公開!

リラクゼーションサロンの集客術 -チラシ改善-

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「OPEN」と強調するなら「OPEN記念限定」と強調したほうがいい。「OPEN」は広告主が伝えたいこと、「OPEN記念限定」は読者が知りたいことである。読者が知りたいことを伝えたほうが反応率が上がることは言うまでもない。
 
スペースを大きくとるなら「OPEN記念!今回限りの特別価格」が理想的なキャッチコピーだろう。ここまで表記すれば、オープン時にしか得られないメリットがそこにあると明確に示され、「このチャンスを逃したら二度とない」と感じた人達がチラシを読み、予約申込に動く。(=反応率アップ)
 
このチラシの致命的な欠点は「売り手目線の表現」が多いことだ。例えば、サブタイトルのように書かれてある「本格エステと多彩なリラクゼーションサロンの融合」という表現。
 
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これは店側が伝えたいことであり、読者にとっては“説明”にしか映らない。読者が惹きつけられるのは、読者のメリットを表した表現だ。私だったら、中央左に表記されている「深部からじんわり温めて頑固な脂肪やセルライトのケア&代謝をUPし、痩せやすい身体へ!!」をもっと強調する。
 
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“説明”の文章を思い切ってカットして、スペースが空いた分、読者メリットを表したこの表現を大きくして強調すればいい。それだけでこのチラシの反応率は大きく変わるだろう。
 
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「Selam(セラム)とはギリシャに伝わる花に想いを託し花束を贈る風習、花言葉の語源とも言われている言葉です。当店ではセラピストの手からお客様へ美と癒しをお届けします。」
 
この表記も、店側が伝えたいことでしかない。この“説明”にスペースを使うくらいなら、セラピストの経歴(腕の証明となり信頼性を高めるような経歴)を書いたほうがいい。
 
価格をしっかりと強調している点は素晴らしい。
 
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このチラシで強調すべき読者のメリットは「オープン記念の今回限りの特別価格」なのだから価格を分かりやすく目立つように強調している点はGOOD。
 
その他にも実は光る部分がたくさんあるのだが、どこを強調すべきでどこを控えめにすべきかの判断を誤っているので、非常にもったいないことをしている。私だったらメニューの各名称を控えめにし、説明文の中にあるメリット部分を強調する。
 
<例>
 
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バリニーズアロマ」の箇所 → 「重めの圧で体の奥から体をリセット!」に変更  
 
※「バリニーズアロマ」という表記は控えめに表記
 
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「小顔矯正」の箇所 → 「1度目から違いのわかる小顔フェイシャル!」に変更  
 
※「小顔矯正」という表記は控えめに表記
 
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インディバFACE」の箇所 → 「肌内部からの小顔・たるみケアで、5歳若返ります!」に変更  
 
※「インディバFACE」という表記は控えめに表記
 
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「プレミアムエイジングフェイシャル」の箇所 → 「お顔の筋肉を増やしつつプラセンタを浸透!」に変更  
 
※「プレミアムエイジングフェイシャル」という表記は控えめに表記
 
こうして強調すべき部分と控えめにすべき部分の判断を誤らなければ、このチラシの反応率はもっと高まるはずだ。
 
全体のデザインは素晴らしいし、読みやすさもクリアしているので、次回のチラシに期待したい。
 
 

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